2023年08月17日

胸膜中皮腫で亡くなったAさんの妻に、厚生労働大臣から認定決定通知書が届きました。(2023年8月12日)

Aさんは、妻の父が経営する会社で、昭和58年頃から、給排水配管の工事に従事していました。  数年前からは独立して会社の経営者となりましたが、2021年から、肺に水がたまり、息苦しくなり入院を繰り返し、胸膜中皮腫と診断され、昨年74才で死亡しました。  Aさんは、石綿が吹き付けられているビルの天井裏で配管の仕事をすること... 続きはこちら≫

2023年02月21日

泉南工場型の石綿被害で労働者性を有する取締役が訴訟上の和解(2023年2月16日解決)

石綿管を製造しているA社で、昭和45年3月から就労したBさんは、平成26年4月、胸膜中皮腫に罹患し、平成27年3月に死亡した。  Bさんは、A社の取締役をしていたこともあるため、労災認定を受けたが、国に対する損害賠償請求はせず、5年以上が経過した。  しかしながら、Bさんの遺族が当事務所に相談し、泉南工場型の国家賠償請... 続きはこちら≫

2023年02月18日

泉南工場型の石綿被害で訴訟上の和解(2023年2月16日解決)

Aさんは、石綿管を製造しているB社において、昭和42年11月から平成21年11月まで働いた。  Aさんは、工場内で石綿管の継手用素材を旋盤で切断加工する作業に従事し、身体内に石綿を吸引し、令和3年1月、胸膜中皮腫と診断され、令和3年5月に死亡したものである。  Aさんは、B社退職後、普通に生活していたところ、令和3年1... 続きはこちら≫

2023年01月05日

現場監督の仕事をしていた亡夫の妻に給付金認定の決定書が届きました(2022年12月28日)

Aさんの夫Bさんは、大手建設会社に勤務し、長年の間、作業員や現場監督を務めました。  Bさんは、静岡県内のビル等の新築や改修工事の現場で働き、作業員として、天井へのアスベストの吹き付け作業や、天井、壁のクロス下地にアスベストの含有されたアスベストラックスを貼る作業に従事し、身体内にアスベスト粉塵を吸入しました。  また... 続きはこちら≫

2022年12月09日

静岡県内の石綿被害の事業所が公表されました

厚生労働省は昨日、アスベストが原因で中皮腫、石綿肺、肺がん等の病気になり、2021年度に労災認定された労働者の就労事業所を発表しました。 当事務所が扱った被災者の就労していた事業所も公表されていました。 公表された主な事業所は、富士化工、ニチアス袋井工場、三和パッキング工業袋井工場、日本軽金属蒲原製造所、清水建設でした... 続きはこちら≫

2022年12月08日

厚生労働大臣から給付金の認定決定通知書が届きました

亡夫が配管工で、ビルや工場の新築現場で石綿の含まれていたハードテープや原反リボンテープを使用し、配管の保温工事に従事していたとして、妻が2022年3月に特定石綿被害建設業務労働者に対する給付金等の支給に関する法(建設作業従事者支給金法)により厚生労働大臣に対して支給金の請求をしましたが、この11月に認定決定され、その通... 続きはこちら≫

2021年12月23日

厚生労働省から建設アスベスト被害者に対し,個別通知が始まっています!(2021年12月9日)

 2021年12月6日から,厚生労働省の「建設現場で石綿にばく露し,石綿関連疾患を発症された労働者,一人親方やそのご家族の皆様へ」と題する書面の郵送が開始されました。  建設作業従事者で,アスベスト被害にあわれた方やそのご遺族で,この通知を受けられた方は,「特定石綿被害建設業労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」... 続きはこちら≫

2021年11月25日

工場型のアスベスト被害で国と訴訟上の和解(2021年11月18日解決)

Aさん(女性,75才,元石綿管製造会社従業員)は,50数年前,静岡県内東部の石綿管製造会社に勤務し,結婚するまでの5年間働き,その際,石綿を身体内に吸入したものです。  その後,主婦業をし,長年元気に生活してきましたが,平成31年になって突然体調を崩し,令和1年に腹膜中皮腫で死亡したものです。  その後,ご遺族の依頼を... 続きはこちら≫

2021年11月25日

建設アスベスト訴訟で国と訴訟上の和解(2021年11月18日解決)

2021年11月18日,静岡地方裁判所において,建設作業従事者3名のご遺族の損害について,国との間で和解が成立しました。  Aさんは,左官工で,腹膜中皮腫に罹患し,Bさんは,塗装工で,石綿肺(管理区分4)に罹患し,Cさんは,内装工,現場監督で,胸膜中皮腫に罹患し,いずれも死亡し,ご遺族が国に慰謝料を求めたものです。  ... 続きはこちら≫

2021年08月11日

石綿吸引により肺がんに罹患し、死亡した被害者の遺族に対し、国が合計1656万5376円支払うという条件で東京高等裁判所において和解が成立

1 概要 2010年11月12日、亡H・I(左官工、2004年1月6日、石綿を吸引したことによる肺がんで死亡)の妻Aとその子供2人(B、C)が、静岡地方裁判所に、国を被告として、建設アスベスト国賠訴訟を提起しました。 2 判決内容 2020年1月23日、静岡地方裁判所が、被告国が原告Aに対し412万5000円、原告B、... 続きはこちら≫