びまん性胸膜肥厚
アスベスト(石綿)の曝露により肺の表面をおおう胸膜が炎症を起こします。
びまん性胸膜肥厚はアスベスト(石綿)曝露による胸膜炎が治った後に残った胸膜が癒着した状態を言います。
この状況では肺の働きが悪くなり、肺活量が少なくなり呼吸困難となります。
胸膜炎は短期間のアスベスト(石綿)曝露で発生し、左右の胸腔にくり返し水がたまり胸膜にゆ着を起こさせるものであり、このためもあってびまん性胸膜肥厚はアスベスト(石綿)曝露から20年以内に起こる病気としてアスベスト疾患の内では最も多いものです。