建設アスベスト被害者の皆様へ!

 2020年10月22日,最高裁判所において,神奈川県内の建設作業従事者のアスベスト被害につきまして,弁論が開催されました。

 これは,横浜地方裁判所(1審),東京高等裁判所(2審)が判決した事件についてのものですが,最高裁判所が上告受理した主たる論点は,国との関係では,①違法の始期と終期,②1人親方に対する国の責任,です。

 最高裁判所の判決の時期は,「追って指定」となっていますが,早ければ年内,遅くとも来年の1月頃までには判決が言い渡されるだろうと予測されています。

 この判決が被害者側の勝訴になれば,最高裁判決の内容で,すべてのアスベスト被害者が救済される道筋が確定することになります。

 最近,中皮腫の患者が増え,当事務所にも多くの被害者が相談に来ています。

 アスベスト被害は減っておらず,むしろ,これから将来にわたって次第に増えていくものと思われます。被害にあった方は,遠慮することなく,当事務所にご連絡下さい。